さみしんぼの夜

集まったメンバーが、詩人、イラストレーター、漫画家、似顔絵描き、
デザイナー、プログラマー、女王様、コメディアン(女衒)、和尚って
いったいどういう飲み会ですかね。


別にオモシロ職業全員集合!言えない業界裏話ぶっちゃけトーク
とかって催しじゃないのに。
単なるオフ会なのに。
この中の一人のWebmasterの呼びかけに集まっただけなのに。
この絶妙なまでのミスマッチは何事でしょう。


思うに、みんな孤独なのかなと。
人に何かを与える仕事ってのは、自分は実は満たされてないのかなと。
与えるものが、夢だったり、笑いだったり、感動だったり、希望だったり、
娯楽だったり、刺激だったり、快楽だったり、送る言葉(黄泉に)だったり。
誰かを満たしてやるために働く人は、常に自分は干からびてカラッカラなのかと。


そんな連中が一堂に会して、顔付きあわせての飲み会。
どんなトークが繰り広げられるかと思いきや、普通に飲んでカラオケ。
そもそも奇抜な自分の体験をひけらかすために集まったメンツじゃないから。
その席に来て初めて互いの職業を知ったようなもんだから。


警戒心もあったんでしょうが、それぞれが独りよがりの自慢話を
ご披露して喜ばれる席じゃないってことを、肌で感知してたんでしょう。
それが大人のふさわしいフルマイってことを。


だからですよ、きっと。
とってもぎすぎすした空気だったのは。
もう皆、ひたすら唄いまくりでしたもんね。