邦画なら脚本、洋画なら監督

良くやる失敗が主演だけで選んじゃうっての。
これは邦画に多いですが、決して洋画も油断なりませぬ。
役者が監督や脚本を兼ねていない限り、彼らは単に
「将棋のコマ」に過ぎませんからね。言われた通り動く。演じる。
だからいくら希代の名優でもへっぽこ監督の演出にかかった日にゃあ
目も当てられませんぜダンナ、いや奥さん。


やっぱり映画はおおもとの脚本と監督で決まるよね。
欲を言えば監督が自ら脚本も書いてるようなのがいい。
ハリウッド作品に多い分業制だと脚本は数人がかりで
それを適当な監督に撮らせるみたいな形の大作も有りがち、
面白いものも結構あるけどそういうのってどこかシステマチックって言うか
なんとなく味気なかったりもするんよ。


その点、自分の本なら監督も思い入れが違うから
そりゃあ真剣に撮るでしょう。
概して監督兼脚本(あと兼制作なんかも)の作品は
大傑作やカルトな名作が出やすいような気がする。
もちろん全部じゃないよ。けどたらい回しにされた脚本を
映画会社に雇われた監督がビジネスで撮った作品じゃ、そこそこ面白いものはできても
死ぬまで100回以上も観たくなるような人生の親友とも言うべき映画は
生まれにくいと思うんさー。


すっかり雑談が長くなりましたね。おつきあいいただき感謝です。
要は「映画って本当にいいもんですね」ってことかな。