フリップ=フロップ

なんてこともない旅のスナップ
しかも、見知らぬ他人のそれなら見る気も湧かない平凡なそれが、
「人物」の代わりに「人形」が写り込んで
それらしくポーズを決めているだけで、
俄然、興味深い、懐かしの友人の写真に変わる不思議。


さらに不思議なのは、
そうして、いたる場所で風景とあいまって「人」のように見える「彼」が、
リアル人物に抱かれたスナップになった途端、
元通りの普通の人形に見えること。


頭のどっかでスイッチを自動で切り替えてるのかしらん。